家づくりを始める前に絶対知ってほしいことに「予算の考え方」と「住宅ローンの仕組み」があります。

 

私たちは設計事務所という特性上、建築費用に「平均価格」や「相場」といった概念がありません。

 

ですが、家づくりのスタートでどうしても気になる部分が「予算」のことです。

 

「Robecityに頼みたいのですが、予算的に可能ですか?」や「予算が〇〇〇〇万円なのですが建てれますか?」といったお問合せを頂くことも多々あります。

 

それらのご質問に「可能ですか?→可能です」、「建てれますか?→建てれます」と簡単にお答えすることもできますが、それでは言葉足らずで不十分ですし、ちゃんと進めようと思っているのであれば、もう少し踏み込んだお話をさせて頂きたいです。

 

それが、「予算の考え方」と「住宅ローンの仕組み」を理解しているのかです。

 

お金の話は難しいですし、人に相談しづらいと感じている方も多いかもしれませんが、

お金の問題をまずは明確にしないと、家づくりが進んでも、後から「もう少し予算を掛ければよかった」「希望通りローンが組めなくて計画がガラッと変わる」となってしまうこともあるので、

 

失敗しないためには、まずは「予算の考え方」と「住宅ローンの仕組み」を理解してから進めましょう。

予算と住宅ローンの関係

「予算の考え方」は

・ご家族の経済状況(自己資金の大小や雇用形態など)

・世帯年収

・土地の有無

・家に対する希望(家にどれくらいお金を掛けたいかの考え)

によってケースバイケースですので、個別相談させて頂くのが一番いいですが、

自己診断で計画の方針を決めるためには、「予算と住宅ローン」の関係性を知ることからです。

 

住宅ローンは都市銀行、地方銀行、ネット銀行、JAや信用金庫など、各金融機関が取り扱っています。

 

どの銀行を選ぶかは、自分に有利になる銀行(普段使っている利用歴が長い銀行、雇用先と取引のある銀行、建築会社に勧めてもらえる銀行など)があるかによって変わりますが、もしこだわりがない場合は、まずは建築会社から決めましょう。

 

なぜなら、自分がいくら住宅ローンを組めるのかを調べるために「住宅ローンの仮審査」をするには、「物件確認書類」(購入予定の土地、建物の資料)が必要だからです。

 

仮審査の段階で、購入する土地、建築会社が決まっていなくても、大抵の建築会社、不動産屋は協力してくれると思いますので、

 

建築会社に自分の希望する条件の規模の土地、建物の資料(実際の詳細な間取りや見積もりは仮審査の後に進めていく)を用意してもらって、

 

まずは自分がいくらまで住宅ローンを組めるのか確認してから、その後、月々の返済計画を加味して増減を考えていくことをお勧めします。

 

そこまですれば、あとは予算と要望に見合った土地を購入する、予算と要望が叶う建築会社を決める、要望が最大限充実するように計画を進める、です。

 

仮審査の注意点

 

予算と住宅ローンを考える際の流れは、

 

建築会社に相談

仮審査を行う銀行を決める

要望に見合った資料を用意してもらう

仮(事前)審査

返済計画の詳細を決める

建築会社、土地を決める

 

という順序が具体的でスムーズに進む流れです。

 

ここで、建築会社選び、土地探しをしている段階の方たちに注意して頂きたいのは、

建築会社に資料を用意してもらったり、銀行の仮審査までやってもらったからと言って、

必ずその建築会社にしなければいけないわけではないことです。

 

予算ありきで家づくりの計画を始めると住宅展示場にあるような大手のハウスメーカーや中規模な地場工務店の中には、そのまま自分のところで建ててほしいがために上手い話をされたり、「仮審査まで協力するなら確約書を頂いてる」など逃げられないための話をされることがあります。

 

しかし、予算ありきでそのまま建築会社を決めてしまうと、個々の建築会社のルールや、仕様の選べる範囲など聞いていなかった話が出てきて、理想の家が実現しない可能性があるのでお勧めできません。

 

相談を進めて、どの段階で金額が発生するのか、どの段階で契約になるのか(違約金が発生するのか)は個々の建築会社によってやり方が違うので、まずは確認するようにしましょう。

 

まとめ

今回の「予算と住宅ローンの関係」「仮審査の注意点」は実は非常に重要です。

 

弊社のお客様の中には、理想の家が実現できそうになくハウスメーカーとの契約を解約して違約金を払ってからご相談にみえる方や、一度家を建てたけど気に入らず建替えを考えるご相談も非常に多いです。

 

ハウスメーカーで建てる家や地場工務店で建てる家が悪いわけではないですが、自分の求める理想の家が建てれるかと予算計画は別物ですので、スタートの部分は非常に重要だと思います。

もちろん弊社でも、家づくりスタートの予算計画のご相談や、銀行仮審査のご協力もさせて頂いているので、「まずは相談」でもお気軽にお問合せ下さい。