住宅に限った話ではないですが、快適性の指標として「不快指数」というものがあります。

 

天気予報などのニュースで、梅雨時期なんかに聞いたことがあるかもしれません。

 

この不快指数は簡単に言うと、気温と湿度から体が感じる不快感を数値化したものになります。

 

0.81×気温+0.01×湿度(0.99×気温-14.3)+46.3= 不快指数

 

という、小難しい式から数値が出るのですが、

 

60以下 寒い

60~75 快適

75以上 熱い

 

となっていて、少し高性能な温度計なら、測れたりもします。

 

つまり、快適性は「気温」と「湿度」が関係しているということです。

 

家づくりや住宅の購入を考えている方は、建築会社の広告や説明で断熱の話を聞くことも多いと思います。

 

しかし、根本は「快適な家に住みたい」ということだと思います。

 

断熱だけに意識がいって湿度調整のことを考えていないと、断熱はよくても快適にはならないこともあるので、ぜひ湿度調整のことも考えてみて下さい。

湿度調整の方法

 

湿度を調整するために加湿器や除湿器を使うのも一つの手ですし、一番手っ取り早いと思いますし、強制的に調湿できるので確実です。

 

しかし、せっかく家を新しくゼロから考えるのであれば、最初から機械に頼るのではなく、建築でできる対策を取り入れた方がいいと思いますし、機械のある部屋だけでなく家全体を快適にできればその方がいいと思います。

 

方法は大きく分けて2つあります。

 

1.使用する材料を調湿作用のあるものを選ぶ

2.換気計画をしっかりする

 

の2つです。

 

調湿作用がある材料

 

調湿効果のある建材は意外と多いです。

 

床材 → 無垢フローリング

壁・天井 → クロス、珪藻土、漆喰、木材、調湿力があるタイル

壁・天井の下地材 → 石膏ボード、下地合板

断熱材 → セルロースファイバー、ウッドファイバー

など調湿効果があります。

 

ただ、クロスやタイル、石膏ボードなどは調湿効果のあるものとないものがあり、調湿効果があるものは若干金額が高い傾向にあるので、採用する箇所や面積は工夫が必要です。

 

実際に検討する場合は、調湿効果のある建材を使いたい意図(希望)と効果的な使い方は施工店に相談しましょう。

 

換気計画をしっかりする

 

住宅の場合の換気計画はシックハウス対策で2時間に1回、室内の空気を全て入れ替える能力が必要と法律で決まっています。

 

それはもちろん必要なことなので、キッチンやトイレ、お風呂に換気扇をつけるのは当たり前ですが、調湿のための換気は、「空気の通り道」を計画することが重要です。

 

24時間換気システムを入れるや、家全体の気密性を上げることも確かに効果的ですが、特殊な工事を取り入れるとそれなりに金額が上がります。

 

それよりも、窓の配置や壁の配置などを工夫することで空気がよどむ場所を減らすことで、新鮮な空気が循環する計画を立てることをお勧めします。

まとめ

 

日々、家づくりを考えている方々から色んな要望をお聞きしていますが、住宅の性能に関しては断熱性と耐震性の相談を受けることが多いです。

 

しかし、断熱性と耐震性だけ良くしても「快適な家」にはなりません。

 

湿度(湿気)のこと、日差しの取り入れ方、仕上げ材の表面温度、使い勝手、そして見た目とコスト。

 

それらをトータルでバランス良く組み立てることで理想の家が出来上がります。

 

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