前々回のブログから引き続き、断熱のお話で、今回は特に窓に注目していきます。

 

皆さんは家の断熱性を上げようと思った時に、まず壁の断熱材をイメージしていませんか?

 

しかし、実は熱の出入りが一番多いのは窓です。

 

そして、窓は選ぶ種類によって断熱性能が全然違います。

 

今回はそんな窓の選び方、工夫の仕方をご紹介していきます。

1.寒さの原因は?

 

皆さんは冬場、暖房をつけていても全然暖かくならない、足元がひんやりして…などでついつい厚着するなんてことはありませんか?

それは一言で言うと、部屋の熱が外に逃げてしまっているからです。

 

その熱が逃げていく割合を研究したデータがあります。

・外壁 15%

・床  7%

・屋根 5%

・開口部 58%

・換気 15%

 

開口部つまり窓がなんと58%!

約6割の熱が窓から逃げていることになります。

壁や屋根の断熱に気を使っても、窓の性能が悪いと暖房で部屋を暖めても寒くなってしますわけです。

 

窓の性能を上げたり、窓に断熱対策をすることの重要性がわかって頂けたんじゃないでしょうか。

 

2.窓の性能

 

では、そんな窓の性能はどうやって見たらいいのか。

 

簡単に言うと、フレーム(枠)とガラスをどう選ぶかです。

 

窓は基本的に、フレームにガラスがはめてある構成をしていて、そのフレームの種類とガラスの種類によって断熱性能が決まってきます。

 

1.アルミフレーム+単板ガラス

2.アルミ樹脂複合フレーム+複層ガラス

3.オール樹脂フレーム+複層ガラス

4.オール樹脂フレーム+トリプルガラス

 

以上が窓の構成のランクで、数字が大きいほど断熱性能が高いです。

 

フレームに関してはアルミ(金属)より樹脂(非金属)の方が断熱性能が高く、イメージだと、熱を伝えやすい金属より熱を伝えづらい樹脂の方が断熱には良いという感じです。

 

ガラスに関しては単純にガラスの枚数が多い方が断熱に良いわけですが、複層、トリプルはどういう作りなのかが分かると理由がわかります。

 

複層ガラスは「ガラス+中空層+ガラス」で1つの構成になっていて、トリプルガラスは「ガラス+中空層+ガラス+中空層+ガラス」となっています。

 

この中空層部分が断熱の肝で、ガラスで直接熱を伝えるのではなく、空気を噛ませることで熱を伝えづらくしています。

 

ガラスの性能に関しては、ガラスの厚み、ガラスに断熱コーティングがされているか、中空層の空気が普通の空気か、真空か、アルゴンガスか、などで性能が変わってきます。

 

もちろん、ガラスの枚数を増やしたり、性能の良いものを選ぶとそれに応じて金額も上がるので予算とのバランスが大事になってきます。

 

窓のメーカーは、LIXIL、YKK、三協など色々ありますが、基本の構成は同じ考えで大丈夫だと思います。

 

 

3.その他の対策は?

 

窓自体の性能を上げる以外に、断熱対策はどんなものがあるのか。

今住んでいる家やリフォームでもできる断熱もご紹介します。

 

・カーテンを工夫する

カーテンは、光を遮るだけでなく、窓と室内を遮断する効果があるものです。

現在では、様々なインテリアメーカー、カーテンメーカーから、厚地のカーテンや保温効果をもったカーテンなど、断熱や防寒を目的としたものも登場してきています。カーテンを工夫することは、見た目上も不自然ではないので、取り入れやすい対策だと思います。

 

・断熱シート(フィルム)を貼る

ネットなどで「窓 フィルム 断熱」などで調べてもらうと様々な種類の断熱シートが出てくると思います。それらを貼るだけでも断熱効果は格段に上がります。注意点はサイズに注意することと、窓ガラスの種類によっては使用できない場合もあること、見た目があまり良くないことがあるので注意しましょう。

 

4.まとめ

 

今回は窓の断熱についてご紹介していきました。

 

窓(開口部)からの熱が逃げる割合は58%と一番大きいです。

 

断熱性の高い窓を選んだり、工夫をすることで部屋の快適性は全く違ってきます。

 

家を新築するときには、施工会社などと十分相談してから窓を選びましょう。

 

窓の数にもよりますが、窓だけでも全体で100万前後することもあるので、どれぐらいのグレード、お金をかける箇所を十分考えましょう。

 

もちろん弊社でも、窓の性能も十分話し合った上で、家づくりを進めていますので、気になることがあればお気軽にご相談ください。